はじめに
前回に引き続き、今日も肩の力を抜いた「あるある」コラムをお届けします。第2弾のテーマは、マッチングアプリを始めた人なら、ほぼ全員が通る道——プロフィールの書き直しです。
書いては消し、写真を替え、また文章を練り直す。気づけば数時間経っていた、という経験のある方は、きっと多いはずです。「わかる」と頷きながら、読んでいってください。
書き始め編
あるある1:自己紹介の一言目だけで、30分悩む
最初の一文さえ決まれば、あとは勢いで書けるはず。そう信じて、入力欄を前に腕を組む。気づけば、カーソルだけが点滅している。
結局、一言目を決めるより先に、コーヒーを二杯おかわりしています。
あるある2:真剣に書くほど硬い文章になり、慌てて崩す
「誠実にお付き合いできる方を探しております」と書いてみて、あまりの堅苦しさに驚く。慌てて崩して、「よろしくお願いしま〜す」と書いてみたら、今度は軽すぎて不安になる。
硬すぎず、軽すぎず。その絶妙なラインを探して、行ったり来たりを繰り返します。
あるある3:「誠実な人柄です」と自分で書くのが、なぜか一番恥ずかしい
自分で自分を褒めるようなことを書くのが、なんとも気恥ずかしい。「誠実です」と書いた途端、「自分で言うのか」と、自分にツッコミたくなる。
かといって、書かなければ何をアピールしていいか分からなくなり、また悩みます。
あるある4:長所を書こうとして、急に自分の長所が思い浮かばなくなる
普段は自分のことを、そこそこ良い人間だと思っていたはずなのに、いざ長所を書こうとすると、白紙になる。
「私の長所って、何でしたっけ」と、急に人生の棚卸しが始まってしまいます。
推敲編
あるある5:書き終えた文章を、声に出して読んでみたくなる
黙読では気づかなかった不自然さが、声に出すと分かる、という話を聞いて実践してみる。結果、恥ずかしさで、途中で読むのをやめてしまう。
誰も聞いていないのに、なぜか周りを見回してしまうのも、お約束です。
あるある6:年齢を強調するか、さらっと流すかで迷う
「50代です」と堂々と書くべきか、あえて触れないほうがいいのか。堂々と書いてみて、しばらくして消し、また書く。
最終的には、そのままの自分を書くのが一番、という結論に落ち着きます。
あるある7:文字数の上限ギリギリを狙って、1文字オーバーして削る作業が始まる
せっかく書いた内容を、文字数制限に収めるために、一文字ずつ削る作業が始まる。「、」を削るか、「です」を「だ」に変えるか——妙に真剣な、小さな戦いが繰り広げられます。
あるある8:他の人のプロフィールを参考にしたら、自分の文章がひどく見えてくる
他の人の自己紹介を見て、「みんな、こんなに上手に書けるのか」と衝撃を受ける。自分のプロフィールを見返すと、途端に色褪せて見えてくる。
参考のつもりが、いつの間にか自信喪失のきっかけになってしまうのは、よくある話です。
写真編
あるある9:写真を差し替えて、また戻して、結局最初の一枚に落ち着く
「こっちの方が良いかも」と差し替え、しばらくして「やっぱり前の方が良かった」と戻す。これを繰り返した末、最初に選んだ一枚に、結局落ち着く。
遠回りをしたようで、実は必要な儀式だったのかもしれません。
あるある10:「自然な笑顔」を撮ろうとして、不自然な笑顔しか撮れない
自然な表情を撮ろうとするほど、顔が強張っていく。連写した写真を見返すと、どれも微妙に引きつった笑顔。
自然な笑顔ほど、狙って撮れないものはない、という真理に気づきます。
投稿後編
あるある11:投稿した直後に、誤字を見つけて即修正する
「よし、完成だ」と公開ボタンを押した瞬間、その直後に誤字が目に飛び込んでくる。心臓が跳ねるような感覚とともに、急いで修正画面を開く。
公開ボタンを押した瞬間にだけ、なぜか校正能力が飛躍的に高まります。
あるある12:修正したはずが、また別の誤字を見つけて、無限ループに入る
一つ直したと思ったら、別の場所にも誤字があることに気づく。直したら、また別の場所に。気づけば、何往復もしています。
あるある13:数日後に、また書き直したくなる
一度完成させたはずなのに、数日経つと「やっぱりここ、直したいな」という気持ちが、ふつふつと湧いてくる。
プロフィールに「完成」という状態は、実は存在しないのかもしれません。
プロフィールは、生き物のようなもの
ここまで挙げたあるあるを振り返ると、どれも「良く見せたい」「ちゃんと伝えたい」という、真剣な気持ちから生まれていることが分かります。何度も書き直してしまうのは、それだけ真剣に向き合っている証拠です。
完璧なプロフィールを目指しすぎず、ある程度で「よし」と割り切ることも大切です。プロフィールは、出会いを重ねる中で、少しずつ育てていく、生き物のようなものだと考えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
プロフィールを何度も書き直してしまうのは、マッチングアプリを使う人の、共通の通過儀礼です。
今回のあるある13選:
- 自己紹介の一言目だけで、30分悩む
- 真剣に書くほど硬い文章になり、慌てて崩す
- 「誠実な人柄です」と自分で書くのが、なぜか一番恥ずかしい
- 長所を書こうとして、急に自分の長所が思い浮かばなくなる
- 書き終えた文章を、声に出して読んでみたくなる
- 年齢を強調するか、さらっと流すかで迷う
- 文字数の上限ギリギリを狙って、1文字オーバーして削る作業が始まる
- 他の人のプロフィールを参考にしたら、自分の文章がひどく見えてくる
- 写真を差し替えて、また戻して、結局最初の一枚に落ち着く
- 「自然な笑顔」を撮ろうとして、不自然な笑顔しか撮れない
- 投稿した直後に、誤字を見つけて即修正する
- 修正したはずが、また別の誤字を見つけて、無限ループに入る
- 数日後に、また書き直したくなる
書き直したくなる気持ちを、笑い飛ばせるくらいの余裕が、実は一番のプロフィール作りのコツかもしれません。ほどほどのところで割り切って、あとは実際の出会いを楽しんでいきましょう。