はじめに
「あるある」シリーズ、第10弾です。今回のテーマは、多くの男性が、一度は通ってきたであろう道——「これは脈ありだ」と早とちりして、舞い上がってしまう現象です。
相手の何気ない一言や絵文字に、深い意味を読み取ってしまう。そして勢いよく前に出て、あとで静かに反省する。今日は、そんな少しほろ苦いあるあるを、笑いながら振り返っていきましょう。
深読み編
あるある1:絵文字がひとつ付いただけで、「これは脈ありだ」と確信する
昨日までは文字だけだった返信に、今日は笑顔の絵文字がひとつ付いている。それだけで、「心を開いてくれた」と受け取ってしまいます。
実際には、たまたま指が絵文字のボタンに触れただけかもしれないのですが。
あるある2:「また今度ぜひ」を、本気の約束だと受け取る
「機会があれば、また今度ぜひ」。この一言を、ほぼ確定した次の約束だと受け取り、カレンダーを開いて候補日を考え始めます。
大人の世界でいう「また今度」が、どのくらいの重さの言葉なのか、仕事では十分に分かっているはずなのですが。
あるある3:返信が早かった日は、一日中それを根拠にしている
いつもは半日かかる返信が、今日は10分で来た。「これは、自分とのやり取りを楽しみにしてくれている証拠だ」と考えます。
たまたま、お昼休みにスマホを見ていただけ、という可能性には、目を向けないことにしています。
あるある4:「優しいですね」の一言を、三日間かみしめる
何気なく言われた「優しいですね」。この一言を、朝も昼も夜も思い出しては、一人でうなずいています。
社交辞令という言葉は、この三日間だけ、自分の辞書から消えています。
勇み足編
あるある5:手応えを感じて、急に呼び方を変えてしまう
「もう打ち解けたはずだ」と判断して、ある日突然、名字から下の名前に呼び方を変える。相手からは、変わらず丁寧な名字呼びの返信が届きます。
その温度差に気づいた瞬間、背中に、ひやりとしたものが走ります。
あるある6:勢いで、少し踏み込んだメッセージを送ってしまう
「これだけ盛り上がっているのだから」と、少し踏み込んだ内容を送る。送信した直後から、既読がつくまでの時間が、やけに長く感じられます。
そして届いた返信は、きれいに話題を変えた、当たり障りのない一文でした。
あるある7:会う前から、二回目、三回目のデートの計画を立てている
まだ一度も会っていないのに、「初回は喫茶店、二回目は食事、三回目は少し遠出して……」と、頭の中で予定表ができあがっています。
計画だけは、ずいぶん先まで順調に進んでいます。
あるある8:友人に「いい感じの人がいる」と、早めに報告してしまう
手応えを感じたうれしさのあまり、友人に「実は、いい感じの人がいてさ」と話してしまう。
数週間後、「そういえば、あの人どうなった?」と聞かれて、言葉に詰まることになります。
現実に気づく編
あるある9:読み返してみると、盛り上がっていたのは自分だけだった
冷静になってから、やり取りを最初から読み返す。すると、自分は毎回5行、相手は毎回1行。質問をしているのも、ほとんど自分の方でした。
会話が弾んでいたのではなく、自分が一人で弾んでいたようです。
あるある10:相手は誰に対しても、同じように丁寧な人だったと気づく
相手の感じの良さを、「自分にだけ向けられた特別なもの」だと思っていた。しかし、よく考えると、もともと礼儀正しくて、誰にでも丁寧な人だったのです。
相手の人柄の良さを、自分への好意と取り違えていました。
あるある11:「脈ありのサイン」を検索して、当てはまる項目だけ数えていた
インターネットで「脈ありのサイン」を調べる。10個のうち、当てはまるのは2個。それでも、その2個を根拠に、「やっぱりそうだ」と納得していました。
当てはまらなかった8個については、読まなかったことにしています。
それでも懲りない編
あるある12:反省したはずなのに、次の人の絵文字で、また舞い上がる
「もう早とちりはしない」と心に決めた、その翌週。新しくマッチングした相手から、絵文字つきのメッセージが届く。
気がつけば、また同じ顔でスマホを見つめています。人間、そう簡単には学びません。
勘違いできるのも、前向きな証拠
早とちりしてしまうのは、相手の言葉をうれしく受け取れる、素直な心があるからです。その気持ち自体は、決して恥ずかしいものではありません。
ただ、うれしい言葉をもらったときほど、行動は一歩ゆっくりに。相手の返信の長さや、質問が返ってきているかを見ながら、同じくらいのペースで進んでいけば、空回りはぐっと減ります。舞い上がる気持ちは胸の中で楽しみつつ、足元は落ち着いていきましょう。
まとめ
「これは脈ありだ」と早とちりしてしまうのは、多くの男性が、身に覚えのある失敗あるあるです。
今回のあるある12選:
- 絵文字がひとつ付いただけで、「これは脈ありだ」と確信する
- 「また今度ぜひ」を、本気の約束だと受け取る
- 返信が早かった日は、一日中それを根拠にしている
- 「優しいですね」の一言を、三日間かみしめる
- 手応えを感じて、急に呼び方を変えてしまう
- 勢いで、少し踏み込んだメッセージを送ってしまう
- 会う前から、二回目、三回目のデートの計画を立てている
- 友人に「いい感じの人がいる」と、早めに報告してしまう
- 読み返してみると、盛り上がっていたのは自分だけだった
- 相手は誰に対しても、同じように丁寧な人だったと気づく
- 「脈ありのサイン」を検索して、当てはまる項目だけ数えていた
- 反省したはずなのに、次の人の絵文字で、また舞い上がる
うれしい気持ちは大切に、行動は一歩ゆっくりと。それだけで、勘違いは、ほほえましい思い出に変わっていきます。