はじめに
「マッチングしました!」の表示が出た瞬間は、何度経験してもうれしいものです。ところが、そこから先、なぜか会話が続かない。気づけば、マッチングした相手の一覧だけが増えていく——そんな状況に、心当たりはないでしょうか。
マッチングは、ゴールではなくスタートです。そして、このスタート直後の数日間に、自分からチャンスを手放してしまっている人が、意外と多いのです。
前回の「これだけはやめとけ」では、「いい人」のつもりが逆効果になる行動を取り上げました。今回は、マッチング直後にやってしまいがちな、もったいない行動を3つ紹介します。
なぜ、マッチング直後が大事なのか
マッチングした直後は、相手もこちらに興味を持ってくれている、いちばん温度の高いタイミングです。ところが、この興味は、時間が経つほど、少しずつ薄れていきます。
相手は、同じ時期に、ほかの人ともマッチングしているかもしれません。その中で、最初の数日間にどんな印象を残せるかが、その後のやり取りが続くかどうかを、大きく左右します。
やめたい行動1:最初のメッセージを、何日も寝かせてしまう
具体例
マッチングしたものの、「いい文章が思いつかない」と、最初の1通を後回しにする 「週末にゆっくり書こう」と思っているうちに、3日、4日と過ぎていく 相手から先に送ってくれるのを、なんとなく待っている
なぜチャンスを潰してしまうのか
完璧な1通を送ろうとする気持ちは、真面目さの表れです。しかし、相手からすると、マッチングしたのに何も送ってこない人は、「興味がないのかな」と映ってしまいます。
数日経ってから届いた立派な長文より、その日のうちに届いた短い挨拶の方が、ずっと好印象です。最初の1通は、内容の良さより、届く早さの方が大切な場面です。
こうしてみよう
マッチングしたら、できればその日のうち、遅くとも翌日までに、最初の1通を送りましょう。長さは3〜4行で十分です。「マッチングありがとうございます。プロフィールの〇〇のお話が気になって、いいねしました。よろしくお願いします」——このくらいの短さで、まず会話を始めることを優先しましょう。
やめたい行動2:プロフィールを読まずに、誰にでも送れる文章を送る
具体例
「はじめまして。よろしくお願いします」だけを送って、相手の返事を待つ どの相手にも、同じ文面をそのまま貼り付けて送っている プロフィールに書いてあることを、「お仕事は何をされていますか?」「ご趣味は?」とあらためて聞いてしまう
なぜチャンスを潰してしまうのか
挨拶だけのメッセージは、失礼ではありません。ただ、相手は「何と返せばいいのだろう」と困ってしまい、返信が後回しになりがちです。
また、プロフィールに書いてあることを聞かれると、相手は「読んでくれていないんだな」と感じます。せっかく時間をかけて書いたプロフィールを読んでもらえていないと分かると、気持ちは一気に冷めてしまいます。
こうしてみよう
送る前に、相手のプロフィールをもう一度読み、一つだけ、具体的な内容に触れましょう。「旅行がお好きなんですね。最近はどちらに行かれましたか?」というように、プロフィールの内容に、答えやすい質問を一つ添える。それだけで、「ちゃんと読んでくれた人」という印象になり、返事もぐっと書きやすくなります。
やめたい行動3:数回のやり取りで、一気に距離を詰めようとする
具体例
2〜3通目で、急に敬語をやめて、くだけた口調に切り替える まだ数回しかやり取りしていないのに、「LINEを教えてください」「電話しませんか」と持ちかける 相手が答える前に、「今週末、会いましょう」と日程を決めにかかる
なぜチャンスを潰してしまうのか
親しくなりたい、早く会いたい、という気持ちは自然なものです。しかし、相手にとっては、まだ「よく知らない人」の段階です。急に距離を詰められると、うれしさより先に、警戒心が生まれてしまいます。
特に女性は、安全面から、相手がどんな人かを慎重に見ています。ペースを急ぐ人は、それだけで「少し怖い人」と受け取られてしまうことがあります。
こうしてみよう
口調は、相手に合わせるのが基本です。相手が敬語のうちは、こちらも丁寧な言葉づかいを続けましょう。連絡先の交換や会う話は、ある程度やり取りが続き、お互いの人柄が分かってきてから切り出すのが安心です。その際も、「もしよろしければ」と一言添えて、相手が断りやすい余地を残しておきましょう。
3つに共通する、見直しのポイント
3つの行動に共通しているのは、「相手の側から見たら、どう映るか」を見落としているという点です。
- マッチングしてから、最初の1通を早めに送っているか
- 相手のプロフィールに、一つでも具体的に触れているか
- 距離の詰め方が、相手のペースに合っているか
遅すぎても、雑すぎても、急ぎすぎても、相手は離れていきます。「早めに、丁寧に、ゆっくりと」——少し矛盾して聞こえますが、最初の1通は早く、その後の距離の詰め方はゆっくり、というのがコツです。
マッチングは、相手からの「話してみたい」のサイン
マッチングしたということは、相手もあなたのプロフィールを見て、「話してみてもいいな」と思ってくれた、ということです。その時点で、すでに一歩、前に進んでいます。
あとは、そのチャンスを自分から手放さないこと。難しいテクニックは必要ありません。早めに声をかけ、相手の話に耳を傾け、焦らずに進める。それだけで、やり取りが続く確率は、きっと変わってきます。
まとめ
マッチングした後の数日間に、自分からチャンスを潰してしまう行動があります。
マッチングしたのに自分からチャンスを潰す行動3選:
- 最初のメッセージを、何日も寝かせてしまう
- プロフィールを読まずに、誰にでも送れる文章を送る
- 数回のやり取りで、一気に距離を詰めようとする
いずれも、「相手の側からどう見えるか」を一度考えるだけで防げるものです。最初の1通は早めに、距離の詰め方はゆっくりと。次にマッチングしたときに、ぜひ思い出してみてください。